不妊(男性が原因)

不妊の歴史では、女性側に原因があると考えられてきました。そのため、妊娠出来ない女性は離縁されることもあったそうです。しかし、男性が原因で不妊となっている場合もあります。「造精機能障害」つまり精子になんらかの異常があるケースです。

不妊の具体的な要因としては、精子の数が少ないとされる「乏精子症」、精液の中に精子が確認出来ない「無精子症」、精子の数が正常の倍以上あり、精子が固まったりしてしまう「精子過剰症」「奇形精子症」などがあります。これら精子の異常は、先天的に性染色体の異常を持っているために、ホルモンバランスの崩れが起こると考えられています。

また、睾丸は陰のうの中へ降りているものなのですが、それが途中で止まってしまい腹部にいることがあるそうです。これを停留睾丸といい、熱に弱い睾丸がお腹の中にあると精子を作る機能が低下してしまうそうです。

「精索静脈瘤」も男性不妊の原因とみられています。睾丸の上部を流れる細い静脈部分に"こぶ"が出来てしまうそうです。このこぶは、精巣の発育、精子形成の不全に繋がるといわれています。この症状は手術による治療が可能です。

精管や尿道といった「精子の通路に障害」があることも不妊原因の1つとなっています。これは生まれつき尿道が細い場合もあります。結核菌や淋菌などに感染していることで炎症が起こり、精子の通り道を狭くしたり、詰まらせてしまうようです。

「精機能障害」も正常な性行為が出来ず、妊娠には至りません。その中の1つが「勃起障害(ED)」です。これは、心理的なことが要因となっていたり、勃起を起こす組織や血管、内分泌に問題がある場合などいくつかの原因が考えられるそうです。

その他にも、ストレスや生活環境の乱れも精子の異常や性欲の減少などによる性行為障害を引き起こし、不妊の要因となっています。